襲撃
拠点のノー・ウェアで暮らす面々。クイルは時折ガモーラを忘れられず酒に溺れ皆に介抱される。クイルを心配するロケットだがロケットもまた内に抱えているものに思い悩んでいた。そこに突如ソヴリンの襲撃者・アダムが現れ暴れ回り、ガーディアンズは圧倒される。撃退するがロケットは瀕死の重傷を負ってしまう。
襲撃者アダムの顔が絶妙にバカっぽくて絶妙にムカツク顔をしてるんですよね。襲撃の理由が分からないからサイコパスみを感じる純粋な暴力が怖い。あと再建した拠点がボロボロになるのも悲しい。
ロケットの体
ロケットにメディパックを使うと状態が悪化。駆け付けたネビュラが止め事情を説明してくれる。ロケットの体を弄った奴らがその技術を秘匿するために施した措置で、体を調べる行為が阻害されている。それを解除するパスキーを入手するため、クイルたちはその星へと乗り込む。
ガモーラとの再会
ネビュラが伝手を使いラヴェジャーズと合流。ラヴェジャーズの一員となったガモーラと再会し星へと潜入する。クイルはガモーラに昔の話をするがそれは私じゃないと怒らせる。
潜入シーン
クイルとガモーラとネビュラのチーム、あまりにしつこいクイルにガモーラがネビュラを勧めるも拒絶されるの笑えます。侵入者だとばれたあと、従業員の女性にクイルが友達を助けたいだけだと真摯に協力を求めるが、ガモーラは銃で脅しをかける。その態度に怒りを顕わにするクイル。
別チームのマンティス・ドラックス組は敵に囲まれて、ドラックスは重い一撃を食らって行動不能。絶体絶命のピンチに。クイルたちも敵に囲まれ、それでもなお真摯に女性に語りかけ続けたことで彼女の信頼を得て、上役へと話をつけるために端末を明け渡す。クイルはそれを使い重力操作で敵全員を無力化、浮き上がる人達を横目に全員で脱出する。
ひどい(笑)ドラックスがやられたときは本当にどうするんだろうと絶望的だったので、一発逆転の気持ちいいシーンでした。クイルは一貫してロケットを助けるために行動していて、手段を選んでいないのが分かります。しかしドラックスは、最初の襲撃でボコられたあとでも普通に回復していて、今回もそうだったので改めて体力お化けだと分かる。
入手データ
入手したロケットのデータから実験の映像を視聴。ネビュラ曰く、自分が受けたものよりひどいとのこと。抜けているデータがあり、パスキーを求めて元凶のいる星へ乗り込むことに。
今回の敵ハイ・エボリューショナリー
彼はカウンターアースという地球を模した星に、温和な生物を住まわせて平和な世界を作ろうとしている。そのためにいろんな種族を改造して実験・研究を重ねている。ロケットたちはバッチ89の結果生まれた。
実験成功
一際、賢かったロケットはハイ・エボリューショナリーから知識を教えられた。ハイ・エボリューショナリーが新たに取り組んでいた実験では、急激に進化を促すと凶暴性が増してしまうという欠陥があった。それを解決できずにいたがロケットはいともたやすく何が足りないのかを語って見せた。そうしたのち実験は成功。しかしそれが悲劇の始まりとなる。
脱獄
檻に入れられた友達と平和な世界に住まうことを夢見ていたロケットたちは、実験成功によりバッチ89は処分されることを聞かされる。ロケットはかねてより錠前破り用に使えそうなパーツを盗んで檻に隠していて、皆で逃げだそうとする。しかし檻から出た直後、ロケットの思考を見抜いていたハイ・エヴォリューショナリーにより友達は撃たれてしまう。激昂したロケットは、ハイ・エボリューショナリーの顔を引き裂いたあと一人で脱出する。
壊れたハイ・エボリューショナリー
おそらく最初は高潔な思想の下カウンターアース構想を抱いていた。ロケットがいなくなったあとに実験で産み出したものは、教えたことは高レベルでできるが足りないものがあった。それがロケットの持っていた”ひらめき”。そして自身にも”それ”がないことに気付いたことで彼は壊れてしまう。一度はロケットを消そうとしたが、構想が頭打ちになったことでロケットを探し求めていた。
ソヴリンの支配
ソヴリンは彼に支配されており、ソヴリンの女王とその息子のアダムは彼の命令によって動いている。ノー・ウェア襲撃の目的はロケットの確保。ハイエヴォはずっとロケットが死んだと思っていて、ソヴリンとの前作の因縁から生存が伝わってしまう。
やられっぷり
高い知能だけでなく、重力を操る能力も持っている。今作では重力制御の描写が多い。ロケット自身がこいつの対策も兼ねて開発したものと思われる『重力ブーツ』が序盤から登場。勿論対ハイエヴォ戦でも活用して勝利を収める。怒り冷めやらぬチーム全員が攻撃を当てていくシーンがかっこよかった。
エピローグ
ガモーラ
皆がクイルを中心に抱き合う中、画面からすっと立ち去る。ガモーラはガーディアンズには入らずラヴェジャーズに戻る。受け入れられて楽しくやっている様子も見られてよかったです。ちゃんと自分の生き方を見つけていて、これが一番いい終わり方ですね。
アダム
悪意がない天然系の敵キャラ。母を失いグルートに助けられ最後にはクイルを救ってくれる。最終的に新生ガーディアンズのメンバーとなる。やべーやつから愛されキャラに昇格。味方だったら頼もしい。
ガーディアンズ解散
それぞれ新たな道を進むことに。クイルは地球へ帰り祖父と再会。ネビュラは拠点をよりよいものにするため動き、ドラックスはハイエヴォに囚われていた大勢の子供たちの父親を担うべくを拠点に残る。マンティスはお供を連れて旅に出る。リーダーをロケットが引き継ぐことに。
このあたりのやり取りは泣けました。
新生ガーディアンズ
ロケットがリーダーとなり、グルート、クラグリン、コスモ、アダム、少女の6人で活動。面白い面子です。彼らの活躍も見てみたくなります。
ネビュラ
ネビュラが色々な面で活躍してました。左手の機能がめちゃくちゃアップグレードしていて大活躍していた。あれはスターク製だったりするのかな。情緒的な面でも印象に残っていて、ロケットの治療が間に合って顔を覆って泣いていたり本当に仲良くなったんだなと分かる。最後子供たちとダンスして声を上げて笑ってました。ドラックスもついに踊ってました(笑)
ロケット
ロケットが大半寝たきりなのは寂しかったです。ブラスレイターを思い出す。加えて切ない過去回想が何度も挟まるので苦しかった。その分、復活してからの活躍と敵との決着が鮮やかだったし、新生ガーディアンズとして今後も活躍するという希望溢れる終わり方で大満足。ショートムービーでいいので彼らの活躍を見せてほしい。
クイル
最初の酒に溺れるクイルはちょっと残念でしたが、ロケットが負傷してからは行動力の塊。敵地に乗り込んだあとの容赦のなさもよかった。最後の最後で音楽プレイヤーを落として拾いに戻ったために死にかけるミス。宇宙空間で凍結して顔が膨れたときはびびりました。アダムがいて助かりました。
皆の成長や絆を感じられる作品で面白かったです。スターロードは帰ってくるそうなので再びの登板に期待です。