迷宮のプリズナー 作・PHANTOMAさん

ノイエDC所属の潜水母艦、愛機を失ったクスハ=ミズハは捕虜としてそこに捕らわれていた。
母艦を率いる指揮官の名はアーチボルト=グリムズ。
エルピス事件の首謀者として悪名高いテロリストである。

「イブに上物の女捕虜とはサンタも粋な計らいをしてくれるものですね」

アーチーは、三角木馬の上に拘束されたクスハの臀部を撫でながら呟く。
後ろに回された諸手を革ベルトで拘束され、足枷に重りを吊られては身動き一つとれない。
木馬の突起が股座にこれ以上食い込まぬよう、太股で挟み込んで必死に体重を支える。
それでも突起は容赦なく体重でめり込んで、クスハに愛液と小水を垂れ流させた。
二つの液体の混合液は混ざり合いながら、黒い染みとなって木馬を零れ落ちていく。


  「こ、こんな事をして…ジュネーブ条約に抵触するんですからっ!!」

絶望的な凌辱から逃れようと強気な表情を作って声高に叫ぶクスハ。
身動き一つとれぬ状態では、捕虜の取り扱いを決めた条約の権威にすがるしかない。
その表情が青褪めていて、声音も震えているのは、抵抗が無駄だという事を理解しているからだ。
それでも叫ばすにはいられなかった。

「ククク、頭の足りないお嬢さんだ…それとも分かっていて叫んでいるかな?」

  肛門を指で嬲られて身悶える捕虜を見下ろしながら、アーチーはピアスニードルを取り出す。
たわわに実った乳房を鷲掴みにして、先端の桜色の突起を抓み、
自分の手に刺さらぬようにだけ気をつけ、ニードルを弾力ある乳房に突き立てた。
「ひぎっ!!」

針の先端が乳首に沈むと赤い雫が浮き出る。
肉の弾力を押しのけながらニードルは体組織を掻き分け、
やがて反対面の表皮を突き破った。

「ひぃっ…痛ッ…痛いっ…!?」

血管が浮き出るほど白い乳房に走る幾多の赤い筋。
ニードルを貫通させた乳房を解放してやると、もう一方の乳房にも同じように針を立てた。

「嫌ッ、やめてッ…もう、やめてっ!!…ゆ、許して下さいッ!?」

半狂乱のクスハが身悶える為、作業はより苦しみを伴うはめとなる。
大き目の瞳からの涙が溢れ出て頬を濡らす。
先程の毅然とした姿はどこにもない。
そこにあるのは無力な年相応の少女の嗚咽だ。

「五月蝿い娘ですね。もう終わりましたよ?」

ニードルで空けられた風穴にピアスを嵌め、
溢れ出た血を装飾の施されたハンカチで拭って作業は終了する。
クリスマスに相応しき最初の奴隷の烙印。 
ピアスには鈴が吊られていて、クスハが身悶える度、華やかな音が立て鳴らされる。

「…お、終わった…の…」
「ええ、ですが、まだ次があります」
「!?」

全裸にリボンだけが巻かれた少女は膝を震えさせながら、その白い奥歯をガチガチと鳴らした。
アーチーは懐から赤い蝋燭を取り出し、マッチで火を燈す。
揺らぐ蒼い炎は蝋を溶かし、その先端を崩れさせてゆく。

「熱っ!?」

ぽたぽた垂れる熱い蝋が捕虜番号を記した尻肉のタトゥーの上に落ち、赤い染みを点々と刻む。
低温蝋燭であるため火傷だけはしないが、痛みは身体を走る。
痛みを堪えるために身体が引き締められて、尻肉に描かれた認識番号「UNF-POW188」と「FUCK MY ASS」の落書きが形を崩す。
クスハが喘ぐ度、脂肪がたっぷりと乗った乳房と尻肉がぷるぷると揺れた。

「くぅっ…熱い…熱いよぅ…」

赤く染め上げられた白い背中から尻肉には脂汗がたっぷりと浮かぶ。
女捕虜の存在は娯楽の少ないDC兵達にとっては、数少ない楽しみであり性欲処理の手段。
砂糖に群がる蟻のようにクスハの周りには人垣ができるのは当然の帰結だ。
クスハの悲鳴と媚態を鑑賞しながら手淫に耽って、日頃から女に餓えたDC兵達は鬱憤を解消する。
この後に待ち構える女捕虜との交わりを妄想しながら。
DCの理想を打ち崩し、同胞を数えられぬほど殺した連邦のエースの一人にかける情けはない。
命が終わる瞬間まで弄ばれるのが待ち構える運命だ。

「…はぁ…はぁ…もうイヤ…」

蝋燭落しが終わった時にはクスハの身体は脱力しきっていた。
前髪は額に張り付き、全身は汗に濡れて妖しい光沢を放ち、漏らした小水の匂いが鼻につく。
一つの責め苦が終わっても安らぎは与えられない。

「アーチボルト少佐、我々にも楽しませて下さい」
「いいでしょう、君たちもクスハ君と遊んであげて下さい」
「…ああっ…!?」

特大のそれを男達は一本ずつ抱えていた。
白い液体がたっぷりと入った特大のガラス浣腸器を見てクスハは表情を変える。
それだけは犯される以上に嫌だった。

「お願いですから…何でもしますから…そ、それだけは…やめて下さい…」

無駄な抵抗は、行為をほんの数秒だけ先延ばしにできた。
引き換えとして、少女の羞恥心は男達の嗜虐性を煽る結果を齎してしまったが。

「ひっ!?」

抵抗虚しく、尻肉は割られ嘴管が無防備の肛門に捻じ込まれる。
ガラスの冷たい感触に悲鳴が漏れた。

「やぁぁっ、許してぇ!?」
「暴れるとガラスが割れてケツ穴がずたずたに裂けるぞ?」

それでも彼らは構わない。男達の嘲笑は無慈悲だ。
これは少女エースに刻まれた兵士としてのコンプレックスを克服する為の儀式でもあるのだから。
クスハという存在を滅茶苦茶にできさえすれば十分なのだ。
彼女に罪はないといっても憎悪の炎が消える訳ではない。
「ひゃあっ!?」

生温いクリームの感触。
直腸を逆流するクリームの異物感に括約筋を引き締めても、注入される奔流は留まることを知らない。
リットル単位を注ぎ込まれて下腹部が少しずつ膨らんでいく。
シリンダーの中身を全て注ぎ込んでは、新たなシリンダーが女尻に宛がわれる。

一人、また一人と浣腸を終える度、腹部は風船のように膨らんでいく。
小振りな西瓜程度はある巨乳を吊るしているものだから、
膨らんだ腹腔と相まって妊婦にしか見えない。

「くうっ…お腹が苦しい…よ…!?」

本来は膨らむはずのない臓腑をクリームで満たされているのだ。
腹腔の圧迫感で呼吸もままならない。
臓腑が悲鳴を上げて、ぎゅるぎゅると腹を鳴らす。
クリームの逆流を押し留めているのは強い羞恥心と括約筋の必死の抵抗。
限界はすぐそこにある。

腹痛は激痛と呼べる領域に達していた。
このままだとクリームが口から逆流するのもそう遠い先の事ではない。
既に苦悶に貌を歪めながら、嗚咽を漏らす事さえ困難だ。
乙女の尊厳と苦痛からの解放が天秤で量られる。
痛みが思考力を削っていき――

(助けて、ブリット君…)

否応なしにカタストロフは訪れ、クスハの菊花は散華した。