ゲームキューブで発売されたナムコ時代のモノリスソフトのゲーム。この世界の物はマグナスというカードにでき、デッキを構築して戦っていく。カードの種類は非戦闘用を含めて1000枚近くあり途方もないです。
世界観
人々は雲海より上に浮かぶ島に暮らしている。5つの国がある。雲海は泥雲と呼ばれ、潜れば死に至ると云われている。例によって帝国が暗躍している。
プレイヤーの立ち位置
これが少し変わっている。主人公の青年・カラスに取り憑く精霊となっている。仲間キャラクターにも認知されており、画面に向かって話しかけてきたりする。そんな不思議な存在のためエンディングでの最後の別れは少しシュールでした。
シナリオ
祖父を喪ったカラスに憑いたプレイヤーは彼と共に仇を追う。その過程でヒロインのシェラと出会い、帝国の目論見を知る。普通のRPGらしく進んでいたら、途中でびっくりな展開が起きましたね。プレイヤーが精霊なことに意味はありました。
結末
世界観がゼノブレイド2と似てると思っていたら、結末も似ていた。今作をもっとブラッシュアップしたかったんだなと分かる興味深い作品でもあった。カラスとシェラがハッピーエンドを迎えてよかったです。
マグナスを使った戦闘
武器と防具、回復、その他のマグナスを使用して戦う。1ターンに使える枚数はクラスレベルによって決まる。クラスレベルが上がると、デッキ上限なども上がるがカード選択時間が短くなる。最大クラスレベルだと、少し迷っただけで何も選べずにターンが終わることがある。
時間経過で変化するマグナス
青いバナナを入手すると時間経過で、黄色いバナナ→黒いバナナと変化して、最後にはヤバイ食べ物となる。回復アイテムだったのに、気がついたら敵に投げつける攻撃アイテムとなっててびっくりします。
戦闘中に調合
特定の組み合わせのカードを戦闘中に使うことで、別のカードをゲットできる。きゅうり+蜂蜜でメロン、わら+大豆で納豆、ごはん+梅干しでおにぎり、ごはん+カレー+福神漬けでカレーライスとか。これは中々面白いアイデアでした。
調合のヒント
マグナス一つ一つに説明文があり、そこに合成のヒントが書かれている。けどアイテムが多くて一々チェックするのが厳しい。それで見過ごして売ったのがパワーメットという初期防具。これがごはんを作るためのお釜だったという。
ラスダン手前までお米を全く調合に使えなかったので、攻略を見たらそう書いてました。ラスダンでは焼きおにぎりをいっぱい作って活躍してもらいました。調合がアトリエシリーズより難しいとはね(笑)
感想
システムとグラフィック両方でかなり癖の強いゲーム。きちんと作り込んであって良い作品に仕上がってました。根強いファンがいるのも分かる作品でした。